2008年09月30日

アルツハイマー病のリスクが血液検査で判明。

簡便な血液検査によって、アルツハイマー病リスクをもつ人の特定が可能になる日も近いと、米コロンビア大学メディカルセンター(ニューヨーク)の研究グループが報告した。

研究チームは、アミロイド-β(ベータ)と呼ばれるペプチド(AB42)の血漿中濃度が、アルツハイマー病の発症前には増大し、発症直後に減少することを突き止めた。

この理由は、発症後はAB42が脳に閉じ込められるためと思われる。

「これまで、AB42の評価には脳脊髄液を用いるのが最も確実とされてきた。

脳脊髄液の採取に一般に用いられる脊髄穿刺に比べて、血液の採取は比較的容易であり、はるかに高い頻度で実施することができる」と、研究を率いた同大学臨床疫学准教授Nicole Schupf氏は述べている。

この研究は、米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」オンライン版に9月8日掲載された(印刷版は9月16日号に掲載)。

研究に参加した同メディカルセンター、アルツハイマー病・加齢脳タウブTaub研究所のRichard Mayeux博士によると、心臓発作の患者の脂質でもこれに類似する所見がみられるという。

心臓発作患者では、発作を起こす前には血液中の脂質濃度が上昇するが、発作後は低下する。

現在、アルツハイマー病による認知障害は疾患の全経過を通して認められるが、疾患の病理的な進行を追跡する確実な方法は見つかっていない。

「血液中のAB42値を確実に評価することができるようになれば、これまでより大幅に早くアルツハイマー病の発症を予測することができるようになり、治療への取り組みに役立つものとなるだろう」と研究グループは述べている。

ニッケイネット(「いきいき健康」、9/25)

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posted by ゴールドベル at 08:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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